2番目に配点の多かったのが、スバル・レヴォーグ。
こちらは、ハードウェア論からちょっと離れて、マーケティング面というか、ユーザー満足度への施策を高く評価させて頂きました。
25年じっくり培ってきた、濃厚なファンの多いレガシィ。そんなメーカーとファンが一体となって育てたレガシィ・ブランドを、北米マーケットへ”捧げる”という経営判断。
しかしそれでもけっしてファンをないがしろにせず国内専用車を作り、別ブランドでありながら、レガシィ・ツーリングワゴンのDNAが継承されている点を、発売まで半年以上かけじっくりとPRし、浸透させていきました。
ファミリア→アクセラ、セルシオ→レクサスLS、サニー→ティーダ……メーカー側の思惑で車名をリフレッシュするケースは多々ありますが、ファン心理まで踏み込んだケアができたクルマは、レヴォーグ以外にないでしょう。
結果、狙いどおりのソフトランディング。WRXとともに、快進撃はみなさんご存知のとおりですね。