俊足SUVのポルシェ・カイエンにターボSが登場!【北米国際自動車ショー2015】

ツインターボエンジンは、ダイレクトなレスポンスが自慢だそうで、これは主にエグゾーストマニホールドに直接統合されたというターボチャージャーによるメリットだそうです。

Cayenne Turbo S

この新しい取り組みはレスポンス向上だけでなく、燃焼も改善し、先代モデルより最高出力は20ps、最大トルクは50Nm増強。0–100km/h加速タイムは先代を0.4秒上回る4.1秒で、最高速度は284 km/hに達するそうです。

シャーシも強化されていて、標準装備される「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)」は、420mmのフロントブレーキディスクと初の10ピストンキャリパーを備え、リヤブレーキには、370mmディスクと4ピストンキャリパーを用意。

アクティブ制御によるロール抑制システムの「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)」は、高速コーナリング時のボディロールを大幅に低減させ、「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)」は左右のリヤホイールに個別に軽くブレーキをかけることで操縦性と安定性を高め、コーナーにおけるステアリングのレスポンスと精度を最適化します。

アクティブ制御による4WDシステムの「ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)」は、後輪を常時駆動しながら前輪へのトルク配分を変化させることが可能。

外観でまず目を惹くのは、エッジをブラックに塗装した特徴的な911ターボデザインの21インチホイール。

ほかにもオートライトやコーナリングライト、ダイナミックハイビーム機能を含む「ポルシェ・ダイナミック・ライトシステムプラス(PDLS Plus)」を組み込んだLEDヘッドライト、ハイグロスブラック塗装のフロントエアインテークサラウンド、ハイグロスブラックのドアミラー下部、そしてボディカラー同色塗装のルーフスポイラーとホイールアーチモールディングも特徴です。

Cayenne Turbo S

インテリアでは、ヘッドレストにPORSCHEのロゴをエンボス加工したフルレザーとカ-ボンアクセントがポイントで、ブラック/クリームのカラーコンビネーションによるインテリアの採用もニュース。

カイエン・ターボSは、今年の第二四半期にドイツから販売される予定になっています。

■ポルシェ911タルガ4GTSがワールドプレミア【北米国際自動車ショー2015】
https://clicccar.com/2015/01/13/288573/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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