320km走れて価格3万ドルが目標のシボレー電気自動車コンセプト【デトロイトショー2015】

レンジエクステンダーEV(プラグインハイブリッドカー)の新型「シボレー VOLT」をデトロイトショーで発表したゼネラル・モーターズですが、ピュアEVのコンプリートカー「BOLT」も合わせて公開しています。

燃料電池車、ハイブリッドカー、レンジエクステンダーEVと幅広く次世代環境対応車を研究、市販や公道実験を行なっている巨人ゼネラル・モーターズ。

このコンセプトカー「BOLT」は、グローバルマーケットをターゲットに開発したEVを示しています。

Chevrolet Bolt003 

アフォーダブル(手頃な価格)で、ロングレンジ(長距離走行可能)を目標とした「BOLT」。具体的には、3万ドル前後の価格で、200マイル(約320km)以上の航続可能距離を目標に開発しているということです。

それでいて、ボディ軽量化のために、アルミ・マグネシウム・カーボンといった軽量な材料を使う予定といいますから、それらの素材におけるコストダウンと量産性にも期待が高まります。

果たして、シボレーのEVは未来のモビリティにおいて、重要な柱のひとつになるのでしょうか。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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