クスコでおなじみのキャロッセがクワイフLSDを扱う理由とは【東京オートサロン2015】

LSDとしての機能面だけでなく、イギリスに本拠を置くクワイフ社のATB LSDは、やはり欧州車の対応ラインナップが広いという特徴もあります。いまや日本市場においても欧州車でのチューニングを楽しむユーザーは増えていますが、そうしたユーザーに向けて、ヘリカル型LSDを届けていきたいとキャロッセのスタッフはアピールしていました。

ちなみに、2015年はクワイフ社の創業50周年という記念すべき年で、キャロッセとクワイフの協業体制が生まれたことは、歴史的なタイミングといえるかもしれません。また、 協業ということですから、欧州ではクワイフ社が、クスコLSDの代理店を務めるということになる模様です。

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クワイフのATB LSDの持つ、コンパクトさというメリットを活かし、プレート型LSDでは難しいとされるギアボックス容量の小さい車両、オートマチック車などをメインターゲットに展開していくということで、オートサロンのキャロッセブースではフォルクスワーゲン用を中心に展示されていました。

なお、展示されたフォルクスワーゲン・ゴルフのDSG用の価格は税抜き22万円となっています。 

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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