クリッカー・オブ・ザ・イヤーの選考委員の萩原文博です。私がクリッカー・オブ・ザ・イヤーで点数を入れた5台を紹介します。
10点を付けたのは第1位はBMW i3です。
BMWが「i」という新しいブランドを立ち上げた意気込み。そしてカーボン・ファイバー製強化樹脂やアルミニウムといった素材をふんだんに採用した先進性。またi3の生産工場で使用される電力をすべて風力発電で賄っているということを高く評価しました。
第2位ルノーキャプチャーに4点を入れました。
2013年の東京モーターショーで発表されたときから注目していたクルマです。1.2Lターボ+6速デュアルクラッチシステムが生み出す走りは街中から高速道路までストレス無く加速しキビキビと走ってくれて、自分にとってフランス車の印象を大きく変えた1台です。インテンスグレードのイヴォワール/ノワールエトワールの2トーンカラーがオススメです。
第3位から第5位までは2点で同点ですが、まずは日産スカイラインです。
これまで3世代のモデルを所有した私にとってスカイラインとは常に最新のテクノロジーを搭載し、走りの楽しさを体感させてくれるモデルです。ダイレクトアダプティブステアリングをはじめ、予防安全性能評価で最高ランクを獲得したPFCWをはじめとした多彩な安全装備による全方位運転支援システムなどを評価しました。
第4位はマツダデミオです。
1.5Lディーゼル車は満タンで航続走行距離が800kmというコンパクトカーとは思えない走行が可能です。走りの質感、内装の質感なども国産コンパクトカーでも特筆すべき仕上がりでVWポロと互角といえるレベルといえます。
第5位はVWポロです。
これがマイナーチェンジ?とは思えないほど大きな変化がありました。コンパクトカーながらしっかりとしたステアリングフィールや操縦安定性はゴルフに近い出来映えと言えるでしょう。
以上が私が選んだ2014年の5台です。
(萩原文博)