■ミライを見据え、水素社会へアクセルオン
燃料電池車ことFCV(フューエル・セル・ヴィークル)は、機能的に「発電」と「動力」に大別されます。発電ユニットは、水素と酸素を反応させる燃料電池(FC)スタックと超高圧水素タンクで、まさしく最新技術の結晶で構成。動力ユニットは、モーターと駆動用バッテリーの組合せで、HVで鍛え上げた技術をフルに活用しています。
ボディは、クラウン級の4人乗り4ドアセダンを採用。モーターによるFF駆動で走りはEVに近く、燃料電池の低重心パッケージによりハンドリングも優秀。航続距離は約650km(JC08モード)を達成し、走りも得意分野となっています。水素の充填時間も約3分と短く、EVが抱える航続距離と充電時間の弱点を完全に払拭しました。