超大型ダンプに移動物検知機能付アラウンドビューモニター技術を搭載

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アラウンドビューモニターは、クルマの真上から見ているかのような映像によって周囲の状況を知ることで、駐車を容易に行うための運転支援技術。なお、07年にマイナーチェンジを受けた2代目エルグランドで世界初搭載されています。

「MOD」は、アラウンドビューモニターの4つのカメラ映像から画像を認識することにより、クルマが止まっている時や発進する際にカメラが周辺の移動物を検知すると、上記の方法でドライバーに知らせる機能。

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日立建機は、今回の技術供与を受けることで、MOD付きアラウンドビューモニター技術を大規模な鉱山採掘現場などで使用される超大型ダンプトラックなどの建設機械に搭載し、販売することが可能になるそうです。

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超大型ダンプになると、車両周辺下側の死角の大きさは素人には想像さえつきませんが、同技術によりオペレーターは、自車の周囲で動く作業車両などをリアルタイムで把握することができるようになり、運転中の視認性や安全性を飛躍的に向上させることが可能になるというのには頷けます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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