長距離ドライブの前に!タイヤのキズやパンクなどの点検ポイント

ポイント1:空気圧

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タイヤ点検の基本中の基本が空気圧のチェックです。

タイヤが本来の性能を発揮する上での大切な基準で、この数値が低いと燃費が悪化するだけでなく走行安定性も低下します。逆に高いと、タイヤの摩耗にバラつきが生じて消耗ペースが早まるほか、小さな段差でも車体へのショックが強まり乗り心地が悪くなってしまいます。

タイヤ販売店はもちろん、ガソリンスタンドやディーラーでも点検・調整してもらえるので、長距離ドライブのときに限らず、こまめに確認しておきたいところです。

 

ポイント2:スリップサイン

次に確認をしたいのがタイヤの残り溝です。

その目安となるのがスリップサインです。タイヤの側面に写真のような小さな△がありませんか?これがタイヤのスリップサインの在り処を示す目印です。

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ではタイヤの表面(トレッド)を見てみましょう。

IMG_0186

薄っすらと盛り上がっている部分、これがスリップサインです。

 スリップサインとトレッドの高さが同じになっていたら、タイヤの残り溝が1.6mmを下回ったことを意味し、タイヤの交換時期を迎えたと考えてください。そのまま放置していると、制動距離がのびるだけでなく、雨の日にスリップするかもしれません。

 

また、部分的に摩耗が激しい、いわゆる偏摩耗があるのかも確認してみてください。タイヤの寿命を縮めるだけでなく、走っている際に不快な振動を発する原因となります。

この現象はタイヤ交換のほか、それぞれのタイヤの配置を変える「タイヤローテーション」やタイヤが地面に設置する角度を調整すること(アライメント調整)で解消できます。