VWが「MQB」によりゴルフなど量産モデルでFCV実現!

車両の後部には大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載、減速時のエネルギーを回生して蓄電、急加速が必要な際に、モーターへ送って加速をアシストします。

システム出力は136psで0-100km/h加速は10秒。

この燃料電池システムはVWの電気駆動テクノロジーセンターで開発されたもので、基本設計はVWによるもの。

アウディA7スポーツバック h-トロン・クワトロ」にも流用されており、モーターは「e-Golf」用を流用。

Audi_A7_Sportback_h-tron quattro

駆動方式ではアウディが4WDなのに対してゴルフはFF仕様、アウディがPHVなのに対してゴルフは外部充電機能を持たない純粋FCV。

今回の「ゴルフ・ハイモーション」の登場でゴルフは「TSI」(ガソリンエンジン)、「TDI」(ディーゼルエンジン)、「TGI」(天然ガス)に加えて「EV」、「PHV」、そして「FCV」と他に類を見ない多くのバリエーションを持つことに。

VWがグループ内で共通化を推し進めている「MQB」プラットフォームがこうした多彩なバリエーションを生み出す原動力になっているようです。

Avanti Yasunori 

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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