アウディが開発した「燃料電池車」は充電できるPHV!

同社はこれまで「e-tron」や天然ガスを燃料とする「g-tron」を発表しており、今回発表した「h-tron」を燃料電池を使ったPHVと位置付けています。

水素1kgで100kmの走行が可能で、ガソリンエンジンに換算した場合の燃費は27km/L。

床下に4個のカーボンファイバー製水素タンクを搭載しており、水素の充填に要する時間は3分、最大航続距離は約500kmとなっています。Audi_A7_Sportback_h-tron_quattro

蓄電容量8.8kWhのリチウムイオンバッテリーを車両後部に搭載しており、PHVならではの外部充電機能やエネルギー回生により、航続距離を最大50kmまで延長可能。

水素タンクから車両前部のFCスタックに水素を送って発電する一方、減速時のエネルギー回生で得た電力をリチウムイオンバッテリーに蓄電、急加速が必要な際にこの電力でモーターアシストする構造。

Audi_A7_Sportback_h-tron_quattro

心臓部のFCスタックは300個以上のセルで構成、総発生電圧は230~360V。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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