11月17日から21日にかけて開催された『スカイラインハイブリッド・エコラン競争&長距離試乗会』。
このイベントは、その名の通りスカイライン350GTハイブリッドを使用し、いかに消費した燃料が少ないかを競う大会で約20媒体が参加しました。
コースは横浜市の日産本社から静岡市にある日本平ホテルまでの往路、約160kmを走行し平均燃費が優れ、また燃費が同じ場合はEV走行が多いチームが勝者となります。
自動車媒体の並みいる猛者が集うなか、我がクリッカーも1位の商品「温泉ペアチケット」をゲットすべく、表情にこそ出さなかったものの熱い闘志を胸に秘め大会に挑んだのです。
車両を選ぶためのじゃんけんで小林編集長が最下位となってしまいましたが「こんなところで運を使っているようではだめだよね!」と極めてポジティブシンキング。
競争前に行われたハイブリッド車の燃費を良くする運転方法のレクチャーも頭にたたき込むだけでなくいつでも確認できるようスマホでの撮影も忘れません。
レクチャーが終わりエコランがスタートするなか、1位を取るためクリッカーチームは他チームとは大きく違う戦略を取りました。
まずコースについて。スタート地点の日産本社からゴールの日本平ホテルまでのルート設定は各チームが自由にセレクトできるためクリッカーチームが選んだルートは、
日産本社〜第三京浜〜環状八号線〜東京ICから東名高速〜日本平ホテル
と、極力一般道を走行せず高速道路でゴールまで向かうもの。あとで日産のスタッフに聞いたところ、同じルートを選択したチームはいないとのこと。我ながら、会心のコース設定だと(そのときは)ほくそ笑んでいたのはいうまでもありません。
実際、第三京浜から環状八号線に出た時点ですでにリッター17.6kmとスタートから30分後としてはかなりの燃費をたたき出していたほどです。
一般道の環状八号線はほぼ渋滞もなくスムーズに東名高速に乗ることができた時点では、すでに優勝したも同然だと確信していた私たちでしたが、ここでもうひとつ大きな賭にでることにしました。
レギュレーション違反すれすれともいえるその行為にゴール後、日産スタッフが驚いた(というか苦笑した!?)我々の決断とは、そして大会の結果とは……次回に続きます。
【テヅカ・ツヨシ】