CM曲で「What a Wonderful World」を再登板させるホンダ・グレイスが発表されました。
5ナンバーのコンパクトセダンといえば、かつて日本のクルマのど真ん中を行くモデルでしたが、完全に車種も市場も縮小しています。
排気量が2.0L以下であれば、5ナンバーか3ナンバーかというボディサイズでの税金面での差がなくなった以上、5ナンバーのメリットは小さくなっているのが、5ナンバーサイズセダンの存在感の低下の一因でしょう。
また、このクラスの主要ユーザーである年配層に支持されるような内・外装デザインを意識するあまり、若い層から支持されなくなっているのも、各メーカーに共通する点だと思われます。
それでも1695mmの全幅は日本の狭い道路事情や駐車場事情で、制約を受けるシーンはほとんどないはずで、使いやすいのが魅力。
さて、ホンダ・グレイスを実車で眺めると、5ナンバーセダンとは思えないワイドなデザインで、思いのほかスポーティです。