トヨタが夜間走行時の事故低減に向けた次世代ランプを開発!

先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間を照射することで横断歩行者などの発見を容易にするほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、様々な走行シーンに応じた配光制御を実現しています。

TOYOTA_LED_AHS

またカーブ路を走行時にヘッドランプの照射方向をステアリング操作に連動させて、進行方向の視界を確保する「カーブ時配光機能」を装備。

TOYOTA_LED_AHS

こうした配光制御は昨秋デビューしたAudiのフラッグシップモデル「A8」にも搭載されており、「マトリックスLEDヘッドランプ」の名称で実用化されています。

こちらはロービーム用のLEDと25個の小型LEDからなるハイビームユニットで構成されており、フロントウインドシールドガラス上部の車載カメラでセンシングを行い、走行シーンに合わせてハイビーム用LEDを個別に点消灯することで対向車や先行車を眩惑することなく、広範囲に渡って路面を照射。

Audi_A8_MATRIX_LED

「自動走行車」など制御技術が著しく進歩する中、夜間の安全走行をサポートするヘッドランプの配光技術もどんどん新たな進化を見せています。

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 Avanti Yasunori 

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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