先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間を照射することで横断歩行者などの発見を容易にするほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、様々な走行シーンに応じた配光制御を実現しています。
またカーブ路を走行時にヘッドランプの照射方向をステアリング操作に連動させて、進行方向の視界を確保する「カーブ時配光機能」を装備。
こうした配光制御は昨秋デビューしたAudiのフラッグシップモデル「A8」にも搭載されており、「マトリックスLEDヘッドランプ」の名称で実用化されています。
こちらはロービーム用のLEDと25個の小型LEDからなるハイビームユニットで構成されており、フロントウインドシールドガラス上部の車載カメラでセンシングを行い、走行シーンに合わせてハイビーム用LEDを個別に点消灯することで対向車や先行車を眩惑することなく、広範囲に渡って路面を照射。
「自動走行車」など制御技術が著しく進歩する中、夜間の安全走行をサポートするヘッドランプの配光技術もどんどん新たな進化を見せています。
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