最高得点の183.7点で「5つ★」を獲得したのは、ヴェゼル(ハイブリッドZ)で、さらにヴォクシー/ノア/エスクァイア(サイドエアバッグ付)が182.3点で「5つ★」、同じヴォクシー/ノア/エスクァイア(サイドエアバッグなし)が175,0点で「5つ★」、ハスラー/フレア クロスオーバーは160.2点で「4つ★」、デイズ・ルークス/eKスペースは159.5点で「4つ★」となっています。
ヴォクシー/ノア/エスクァイアは、衝撃吸収ボディと高強度キャビンを備え、また、ニーエアバッグ(運転席)、サイド&カーテンシールドエアバッグ(全車にオプション)を含む7個のSRSエアバッグ、シートベルトリマインダー(運転席・助手席)に加え、全席にELR(Emergency Locking Retractor)付3点式シートベルト(前席プリテンショナー+フォースリミッター機構付)およびヘッドレストを採用することで、高い乗員保護性能を実現。
さらに、歩行者傷害軽減ボディにより歩行者保護性能の高さも同テストでの内容において、最高ランクの「ファイブスター賞」を獲得。
JNCAPの自動ブレーキを含む予防安全性能アセスメントで、6.7/40.0と低い評価だったホンダ・ヴェゼル。
ヴェゼルに限らず、大半の軽自動車に採用されている赤外線レーザーの限界も指摘されていますが、万一の衝突時などの乗員保護と歩行者保護性能では最高点で「5つ★」を獲得するという結果からは、チグハグな印象も受けます。
(塚田勝弘)