プレミアムSUVでは初となるプラグインハイブリッド車は、総距離4200km以上を走行し、平均燃費では5.6L/100kmを記録。
最も良かった結果は、1.4L/100kmで、NEDC(欧州の燃費モード)の3.4L/100kmと比べると2L/100kmも少なくすんでいます。
カイエンS E-ハイブリッドに加えて、パナメーラS E-ハイブリッドも同じコースを走行。このグランツーリスモのプラグインハイブリッド車は、軽量なFRにとより小さい空気抵抗によって平均燃費5.4L/100kmをマークしているのも注目です。
この2台のプラグインハイブリッドともに、村や郊外路、一部に速度制限のない高速道路の区間を含むフランクフルト・アム・マイン周辺のコースを走行。
さらに、電気モーターのみによる燃費0.0リッター/100kmで、ゼロエミッションとなる36kmの走行もテストベンチでのNEDCだけでなく、リアルワールドで達成可能であることを確認できたそうです。
納車は2014年10月から順次、世界各国で開始され、ポルシェは3台のプラグインモデルを揃えた初の自動車メーカーになっているのもスポーツカーブランドであることを考えると、時代を感じさせます。
なお、あとの一台は、ラグジュアリーセグメント初のプラグインハイブリッドとして2013年8月に発売されたスーパースポーツカーの918スパイダーです。
■マイナーチェンジを受けた新型ポルシェ・カイエン/カイエンGTSの予約受注を開始
https://clicccar.com/2014/11/10/276992/
■ポルシェの砂糖とカイエン プラグインハイブリッドの関係【パリモーターショー2014】
https://clicccar.com/2014/10/04/271710/
■【動画】ポルシェ「918スパイダー」レース由来のハイブリッド技術の融合で880ps超の超モンスター!
https://clicccar.com/2013/05/20/220456/
(塚田勝弘)