2014年10月の新車販売も失速傾向。特に軽自動車は大きくダウン

wagon_r

また、地方経済が冷え込んでいるためか、苦戦が伝えられている軽自動車では、全国軽自動車協会連合会の「2014年10月軽四輪車新車販売速報」によると、1位のスズキは5万2803台で、前年比では106.9%増と意外な結果になっていますが、前月比(9月)では84.0%と大きく下げています。

tanto_custom

2位のダイハツは4万7898台で、こちらも前年同月比106.5%とプラスになっていますが、前月比では78.1%とスズキ以上に大きく下げています。

なお、前年同月比でプラスになったのはスズキとダイハツ、そして105.1%のホンダだけで、他のメーカーは大きく下げています。

また、前月比でも三菱が50.2%、スバルは56.1%、ホンダは78.6%、マツダは69.2%、日産は61.7%と大きくダウン。

軽自動車の失速ぶりが続きますが、各メーカー新車の投入や来春の軽自動車税増税に向けてテコ入れをしないと厳しい状況が続きそうです。

■消費税増税の影響は確実! 新車販売は2年ぶりに500万台割れか!?
https://clicccar.com/2014/10/31/275493/

■2014年度の軽自動車トップシェアは、スズキかダイハツか!?
https://clicccar.com/2014/11/01/275846/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる