単なるショー向けのコンセプトカーではなく、将来の市販化も見据えたモデルだそうで、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカ(NDA)と、ブラジルのリオデジャネイロにあるサテライトデザインスタジオ、日産デザインアメリカ・リオ(NDA-R)が共同で開発。
「Kicks Conceptプロジェクトは、日産のグローバルデザインネットワークによるクルマづくりの成功例で、遊びではない走りの楽しさを追求しながら、オーナーが誇りを 持って運転を楽しむことができる、プレミアムな存在感を持ち合わせたデザインです」と、日産自動車のチーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎氏が語るように、前回の「EXTREM(エクストレム)」よりも成熟した思慮深いクルマになっているそうです。
「Kicks Concept」は、ブラジルの路面状況に対応できるように、どっしりとした接地感と俊敏性を兼ね備えているのが自慢で、ダイナミックなボディ形状と、 コーナーに突き出したようなホイール、高いベルトラインやカウル、キャビンを取り巻くようなガラス、高い地上高などが、安心感と安全性を表現。
ボディサイズは全長4300×全幅1600×全高1800mm。ホイールベースは2620mmで、いま流行のコンパクトSUVの範疇に入るサイズに収まっています。
日本への導入はもちろん、市販化も明言されていませんので、日本で買えるようになるかどうかは分かりません。
しかし、先述した中村史郎氏は「世界各国の都会に住む人々のニーズに合うかどうかも検討していきたい」と語っていますから、ひょっとしたらひょっとするかもしれません。
■日産が新しいアーバンスポーツカー、エクストレムを世界初公開!
https://clicccar.com/2012/10/23/202692/
(塚田勝弘)