背高になる最大限のメリットとして、室内高は1455mmで軽自動車トップを実現するそうで、現在はデイズルークス/eKスペースとN BOXが1400mmで、1380mmの日産セレナをわずかに超え、ヴォクシー/ノアと同じ室内高1400mmを確保しています。
しかし、一番売れているタントは1365mmですから、すでに見上げるように高いタントよりも90mmも高いメリットがあるのか疑問。
それよりも燃費の悪化や、対策をわざわざ施すようですが腰高な重心高、横風安定性への対応など、デメリットを潰す苦労の方が多いような気もします。いずれにしても、ユーザーがミニバンよりも高い室内高をどう判断するのか見どころです。
また、目線の高さを1387mmとすることで視界の良さを確保しながら、高めのベルトライン(サイドウインドウ下端)とすることで見えすぎて怖い、ということがないように包まれ感を確保しているそう。
こうなると、ボディ下側周辺の死角対策はどうなるかも気になるところ。小型トラックよりも大型トラックの方がボディ直下の死角が広く、見えにくくなる傾向があることからも分かるように、背の高いクルマほど不利になる傾向にありますから、もし、カメラなどでフォローするとなると、本来は死角を少なくさせるメーカーの良心もどうなるのか、それともアイポイントの高さで下側まで目視できるのかも注目です。