自動運転車の原点は米TVドラマ「ナイトライダー」だった!?

こうした「自動運転車」を見るにつけ、思い起こされるのが未だに高い潜在人気を誇る1980年代の米TVドラマ「ナイトライダー」。 

デビッド・ハッセルホフ扮する主人公の「マイケル・ナイト」が人間の言葉を話す先進のAI「K.I.T.T.」を搭載したドリームカー、「ナイト2000」を駆って様々な事件を解決するカーアクションドラマでした。

30年以上前に製作されたTVドラマながら、既に「AI」を軸とした先進テクノロジーを満載しているという設定で、赤色光が左右にスムーズに流れる「ナイトフラッシャー」は現在でもマニア向けのコピー商品が存在するほど。

Knight_2000

この「ナイト2000」を代表するのが自動衝突回避装置、レーダー、赤外線追跡スコープなどを駆使した「自動運転技術」だったという訳です。

Knight_2000

 主人公が「ナイト2000」の車内でAIの「K.I.T.T.」を相手に会話するシーンは当時としてはかなり斬新で刺激的なものでした。

Knight_Rider

Apple社の車載カーインフォテイメント「CarPlay」の音声対話機能「Siri」などもまさにこのナイト2000をモデルにしていると言えそうです。

Apple_CarPlay
(出展 ダイムラー)

この「ナイト2000」は主人公の「マイケル・ナイト」が事件に巻き込まれて危機に陥ると駆け付けて防御してくれるといった頼もしい最強のドリームカー。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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