トヨタが3年以内に衝突防止用「自動ブレーキ」を全車展開!

クルマを運転する際にドライバーは「認知」「判断」「操作」という運転行動を繰り返しており、衝突事故の中で約70%を占めるとされる「認知」ミスの低減が不可欠とされています。

そのため自動車各社は衝突被害軽減に向けた「自動ブレーキ」の搭載を急ピッチで進めており、「燃費」と共にセールスポイントとして前面に押し出すようになっています。

TOYOTA_Harrier

90年代から安全実験車「ASV」を使って研究が進められており、2003年には市販車で初めてトヨタが2代目「ハリアー」に「ブレーキアシスト」システムを搭載。

これは追突時、ブレーキの踏み方が甘いドライバーが約半数を占めていることから、ブレーキの踏込み速度と踏込み力を検知して「緊急ブレーキ」と判断した場合に自動でブレーキ圧を高めて大きな制動力を発生させる衝突被害軽減システム。

その後、さらに研究が進んで人間の「目」に代わるミリ波レーダーを利用した「プリクラッシュセーフティシステム(PCS)」が登場。

TOYOTA

ただ、コストアップが伴うため、これまでは主に中型車以上への搭載が中心で、小型車への対応が遅れていました。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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