最近では世情を反映して国内販売の約4割を軽自動車が占めるようになり、コストアップを抑えた衝突被害軽減ブレーキシステムのニーズが高まっています。
中でもスバルが世界に先駆けて2008年にレガシィに搭載した、ステレオカメラによる画像処理技術「アイサイト」は市販価格を10万円に抑えた画期的なシステムとして賞賛され、現在も進化し続けています。
ちなみに各種センサーの特徴は・・・
<ステレオカメラ>画像解析
歩行者や自転車、信号を認識可能、自動運転に必須
濃霧、豪雨、逆光、夜間が苦手<ミリ波レーダー>電波反射利用
遠方(100~200m)の障害物認識や悪天候時に威力
現状では歩行者、自転車の認識が苦手、コスト高<近赤外線レーザーセンサー>赤外線(短波長)利用
測定精度が高く夜間に強いが測定可能距離が短い
それぞれ一長一短が有るため、実際には組合せて使用されるケースが多いようです。
多くのコストがかけられない軽自動車などでは約4~30km/hの速度域で機能を発揮する「近赤外線レーザーセンサー」を使ったプリクラッシュシステムが増えています。