トヨタが3年以内に衝突防止用「自動ブレーキ」を全車展開!

最近では世情を反映して国内販売の約4割を軽自動車が占めるようになり、コストアップを抑えた衝突被害軽減ブレーキシステムのニーズが高まっています。

中でもスバルが世界に先駆けて2008年にレガシィに搭載した、ステレオカメラによる画像処理技術「アイサイト」は市販価格を10万円に抑えた画期的なシステムとして賞賛され、現在も進化し続けています。

ちなみに各種センサーの特徴は・・・

<ステレオカメラ>画像解析
 歩行者や自転車、信号を認識可能、自動運転に必須
 濃霧、豪雨、逆光、夜間が苦手

<ミリ波レーダー>電波反射利用
 遠方(100~200m)の障害物認識や悪天候時に威力
 現状では歩行者、自転車の認識が苦手、コスト高

<近赤外線レーザーセンサー>赤外線(短波長)利用
 測定精度が高く夜間に強いが測定可能距離が短い

それぞれ一長一短が有るため、実際には組合せて使用されるケースが多いようです。

MAZDA
(出展 MAZDA)

多くのコストがかけられない軽自動車などでは約4~30km/hの速度域で機能を発揮する「近赤外線レーザーセンサー」を使ったプリクラッシュシステムが増えています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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