どことなくジャガーXFとの共通性を感じさせるフロントセクションなど、最近のジャガーらしい質感の高さはもちろん、走りの面でもかなり磨かれているジャガーですからXタイプの轍は踏まないはず。
10月3日から400台限定で予約受注がスタートした「XE FIRST EDITION」は、パリモーターショーで「ジャガーXE」がワールドデビューを飾ったローンチ記念モデルです。
ボディサイズは全長4672×全幅1850×全高1416mm(欧州値)で、3シリーズの全長4625×全幅1800×全高1440mmと比べるとかなりワイド。
エンジンは2.0Lの直列4気筒ターボで、200ps/280Nmを発揮し、ZF製8速オートマチックとの組み合わせ。
「XE」の注目点は、ジャガーが新たに開発したモジュール車体構造をベースに設計された最初のモデルで、クラス初となるアルミニウムを多用したモノコックボディを採用している点です。
「XE」はもちろんFRで、ジャガー・サルーンの中で最軽量でありながら最も強靭、そして最も空力特性に優れているのが自慢。ダイナミックな走りなど、走行性能にも磨きをかけているとのことで、その走りっぷりには興味深いものがあります。
ほかにも、高いレベルの先進安全装備を備えており、ステレオ・カメラテクノロジーを用いた自動緊急ブレーキやレーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどを標準装備。
ボディカラーはグレイシャーホワイト、アルティメイト・ブラック、アンモナイト・グレイの3色を用意しています。
「XE FIRST EDITION」の価格は、558万8000円という設定です。
(塚田勝弘)