新型スバルWRXは、先に発売された新型レヴォーグと良く似ています。なぜなら新型WRXと新型レヴォーグは、インプレッサとレガシィのグローバル戦略を踏まえ、新たに企画された兄弟車だからなのですネ。
新ブランドとして独立させたのは、ボディ剛性を徹底的に鍛え上げて、スバル独創のシンメトリカル4WDターボの走行性能を大幅に進化させるため。そしてセダンボディの新型WRXは、スバルが誇るシンメトリカル4WDターボの象徴として開発されました。
従来のWRXは、インプレッサの派生車種ゆえにハード面で様々な制約を受けていました。新型WRX開発責任者の高津プロジェクトゼネラルマネージャーは、世界で通用するハイパフォーマンスセダンの開発を決意。また時を同じくして、レガシィのグローバル化で消滅するツーリングワゴンの後継車としてレヴォーグの開発が決まったことから、新型WRXはレヴォーグの兄弟車として更なる走りの進化を目指したのです。
新型スバルWRXは、強靭なボディに2種類のパワーユニットを搭載。名機EJ20と6MTで走りを極めたWRX STIと、新世代直噴ターボとCVTの組合せでスマートな速さを追求したWRX S4を開発しました。特にCVTを組み合わせたS4は、マニュアル人気が根強い海外マーケットから拒否反応があったとのこと。でも今では開発陣の提案が認められ、生産が追い付かない程の人気を獲得しているのだから素晴らしいです。