トヨタがインド市場における新車販売戦略を見直しへ

トヨタはインド向け低価格車「エティオス」の発売当初、年間販売目標7万台を掲げていたものの、昨年インドで販売した14.7万台の中で同車の販売は6万台に留まっており、価格の安さ以外を重視し始めた中間層向け対応が急務の状況。

こうした状況を打開すべく、顧客の上級志向に対応する考え。

一方、地方向けにはエントリーモデルの5ドアハッチバック「エティオス・リーバ」の投入で拡販に繋げる予定と言います。

さらに派生MPV版の「エティオス・クロス」の投入により顧客層の拡大を狙う模様。

TOYOTA_ETIOS_CROSS

トヨタは今後、インドの新車市場で圧倒的なシェアを誇るスズキや、競合するホンダに対抗すべく、品揃えの充実により早急に巻き返しを図りたい考えのようです。

■TOYOTA INDIA
http://www.toyotabharat.com/

■HONDA INDIA
https://www.hondacarindia.com/

■DATSUN INDIA
http://www.datsun.co.in/

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 Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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