目標の18倍も受注した「ランクル70」の何がそんなに人気なのか!?

バンが360万円、ピックアップが350万円という価格設定は、乗り出し400万円級である上に、「4.0L V6エンジン+5MTのみ(重めのクラッチで)」で、カタログ燃費も6.6km/Lでハイオク指定。さらに、電動デフロックやらウインチやらナビを付けていったら諸経費抜きでも400万円クラスになります。

landcruiser_70_03条件だけ見ると、これほどの人気を集めるのは驚かされますが、ディーラーでの本気買い、あるいは気になっているという人の反応は「そんなの関係ない!」というわけです。

すべてのトヨタ店に車両があるわけではないですが、置いてあるディーラーに見に来る人が多く、なかには「ランクル70を所有していて、さらに今回の30周年記念、期間限定モデルが欲しい」という70ファンもいるとか。

landcruiser_70_06なお、約3600台のうちバンや約2700台、ピックアップが約900台で、ユーザーから好評な点は下記のとおりです。

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・ランドクルーザー「70」シリーズが1984年の発売以来培ってきた、優れた「信頼性・耐久性・走破性」と30周年記念モデルとしての特別感
・ピックアップの国内初導入など、ランドクルーザーのファンや4WD志向のお客様に向けた選択肢の拡大
・ランドクルーザー「70」シリーズ復活を機とした、トヨタ販売店主催のオフロード走行体感イベント実施によって伝わる本格4WDの楽しさ

6月30日生産分で受注終了となっていますから、気になっている人は間に合うように急いだ方がいいかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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