ダイムラーも関わる中国産EVは、実質430万円で販売開始

メルセデス・ベンツなどのブランドを擁するダイムラーと、電気自動車用バッテリーで知られる中国企業BYDのジョイントにより生まれた電気自動車「DENZA」が、深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー株式会社(BDNT)で生産開始されたと発表がありました。

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ダイムラーの生産技術と、BYDのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー技術が合わさった、中国企業による中国市場のための電気自動車の発進です。現地での価格は36万9000元(約640万円)、補助金12万元を考慮しても、実質的な価格はおよそ430万円となると発表されています。

強固なアルミケースで守られたバッテリーはEクラス相当という長いホイールベースに収められ、その航続可能距離は300kmという、中国産電気自動車の市販スタートです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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