メルセデス・ベンツなどのブランドを擁するダイムラーと、電気自動車用バッテリーで知られる中国企業BYDのジョイントにより生まれた電気自動車「DENZA」が、深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー株式会社(BDNT)で生産開始されたと発表がありました。
ダイムラーの生産技術と、BYDのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー技術が合わさった、中国企業による中国市場のための電気自動車の発進です。現地での価格は36万9000元(約640万円)、補助金12万元を考慮しても、実質的な価格はおよそ430万円となると発表されています。
強固なアルミケースで守られたバッテリーはEクラス相当という長いホイールベースに収められ、その航続可能距離は300kmという、中国産電気自動車の市販スタートです。
(山本晋也)