4代目ロードスターがついに失った3つの伝統

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ロードスターが4代目になって失った伝統とは?

1つ目はフロントフェンダーのウインカーレンズ

初代から3代目まで丸型であっただけでなく、実はパーツとしても共通で、ロードスター・ファンにはおなじみでしたが、今回ついに形状が変わってしまいました。

2つ目は丸いヘッドライト

リトラクタブルタイプだった初代は真ん丸のヘッドライト、2代目、3代目はオーバル形状でしたが、丸目といえるものでした。たしかに3代目の後期型では尖った部分も見られましたが、4代目のヘッドライト形状はこれまでとは異なり、切れ込みのある目となっています。

3つ目が、メーターのレイアウト

初代から3代目まで、そのメーターパネルは左右に同サイズでタコメーターとスポードメーターを配置するというのが基本でした。しかし、4代目では中央に大型タコメーターを置いたものへと変わっています。その一方で、丸形状のエアコン吹き出し口といった伝統は受け継がれています。すべてを一新しているわけではありません。

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4代目ロードスターでは「守るために変えていく」をコンセプトに掲げています。守られた伝統と変わってしまったポイントを見ていくことは、その目指したところを理解するヒントとなりそうです。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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