スバルWRXの日本向けモデルとして生み出された「WRX S4」は、大人のプレミアムセダンを目指した新キャラクターの一台となっています。
エンジンは『ブルーボクサー』とも呼ばれれ、環境性能とパフォーマンスを両立したFA20型 2.0リッター水平対向4気筒直噴ターボ。トランスミッションはリニアトロニックと名付けられたCVTが組み合わされ、センターデフに遊星歯車を使ったVTD-AWDの駆動システムとなっています。
とはいえ、このパワートレインは基本的にグローバル仕様(北米仕様)と共通で、北米仕様のスバルWRXには存在する6速MTが日本のWRX S4に用意されないことに不満を覚えるスバリストもいるかもしれません。
しかし、そこにはWRX S4(日本仕様)における「ハイパフォーマンス」を追求する上でゆずれない理由があったのです。