さらに、両モデルは「トップセイフティピック+」受賞の条件である前面衝突予防性能試験においても、最高評価「Superior」を獲得。なお獲得ポイントは、6ポイントで「Superior」評価車中で最高になります。
今回の2015年型レガシィ、アウトバックを含め、すでにスバルは7車種について「トップセイフティピック」を受賞(TSP:4車種、TSP+:3車種)しており、全ブランド中で最多の「トップセイフティピック」を得たことになります。
なお、「トップセイフティピック」を受賞するには前・側・後面衝突に加えて、ロールオーバー(車両転覆)時の安全評価すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせた車として、最高の「Good」を獲得するとともに、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得することが必要です。
2015年型レガシィ、アウトバックは、これら5つの安全性評価項目においても最高評価「Good」を獲得。
さらに、「トップセイフティピック+」を受賞するには、これらの条件を満たしたうえで、前面衝突予防評価において「Basic」、「Advanced」、「Superior」のいずれかを獲得する必要があります。
「IIHS」は、ロールオーバー時の安全評価やスモールオーバーラップ試験(75:25、25%のオフセットで約64km/hでバリアにぶつかるため、エネルギー吸収が難しいとされています)など、NCAPでは試験されていない項目を含まれていますからメーカーから賛否両論あるようです。
ですが、ユーザーとしてはその対策費用をたとえ結果的に車両価格などで払うことになったとしても、よりリアルワールドに近い試験で高い安全性を獲得したモデルが増えることは歓迎すべきなのかもしれません。
■スバルWRX、WRX STIが米国の安全評価で「トップセイフティピック」獲得
https://clicccar.com/2014/05/19/255720/
■日産エクストレイル 米IIHS衝突試験で最高評価!
https://clicccar.com/2014/03/28/250361/
■アメリカIIHSが「ぶつからないテスト」結果を公開【動画】
https://clicccar.com/2014/06/11/258064/
(塚田勝弘)