McLaren「P1 GTRデザイン・コンセプト」サーキット専用モデルを披露

あれから約20年、「McLaren P1 GTRデザイン・コンセプト」は、サーキット専用モデルで、生産から1年を切ったタイミングで今回披露され、サーキット専用モデルの調整を進めており、最終仕上げ段階にあるということも発表されました。

mclarengtrpairrearダイナミックなエクステリアが目を惹きますが、ベースはもちろん「McLaren P1」。エアロダイナミクスの効率性を高める「シュリンクラップ」(可能な限り最小のサイズで機能を包み込む)思想によるボディ形状を採用。

mclarenp1gtrfront3_4この最適化されたボディ形状によって性能は最大化され、ハンドリングやドライバーとマシンの一体感も向上させているそうです。

また、フロントのトレッドが80mmワイドになり、GTレーシングカー・スタイルのアグレッシブなフロント・スプリッターも装着。

mclarenp1gtrrearラジエーターの排出ダクトも変更され、大きく広がるフロントのホイールアーチとシームレスにつながり、「McLaren P1」と同様のアクティブ・エアロダイナミ クス・フラップがフロントホイール前方に装備されています。

さらに、フロントホイール後方のカーボン・ファイバー製モノケージを包み込むような「シュリンクラップ」のデザインがホイールアーチまわりの空気を巧みに循環させ、フロントのホイールアーチ後方に装着されるエアロダイナミクス・ブレードがフロントタイヤからの空気を整流させるなど、機能に準じたデザインも特徴です。

mclarenp1gtrrear3_4足まわりは専用サスペンションのほか、19インチのモータースポーツ用軽量アルミホイールを装備し、ロードモデルよりも最低地上高が低くなり、低く構えたスタイルも印象的。

エンジンは、モータースポーツ用にチューニングされた3.8L V8のツインターボで、軽量の電動モーターのパワフルなユニットもあって最高出力1000ps(986bhp)を達成しています。

■マクラーレンの「MSO 650S Spider」はわずか50台の限定モデル
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(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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