気になる「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」は、燃調(燃料調整)とターボ過給からなる専用エンジン・マネジメント・プログラムが組まれるほか、「POLESTAR」リヤ専用エンブレム、オーナーズブック(英語版)、ポールスター・パフォーマンス認定証が用意され、作業工賃込みで20万5715円が無償になるキャンペーンを享受できるというチャンス。
今回試乗したのは、V60の「T4 R-DESIGN PLUS」で、同時に貸し出されたS60の「Luxury Edition」と比較するのは、ワゴンとセダンという違い、さらに「R-DESIGN」とベース車に快適装備を追加している「Luxury Edition」との差もありますから単純比較はできませんが、それでも同じ1.6L直列4気筒DOHCターボを積んでいるとは思えないほど、エンジンには明確な差が感じられます。
それもそのはずで、試乗車のV60「T4 R-DESIGN PLUS」には「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」がインストール済みで、最高出力が180psから200psに、最大トルクが240Nmから285Nmに増強。
低・中速のトルクや高速域のパンチ力はもちろん、エンジンも軽やかにスムーズに回る印象で、「S」モードやパドルシフト(もしくはシフトレバー)を使ったマニュアルシフトも必要ないほど、全域いつでも、望むだけ、欲しい加速が得られるフィーリングはスポーツワゴンそのもの。
さらに、「T4 R-DESIGN PLUS」には10種の安全機能、「ヒューマン・セーフティ(歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)」や「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、ヘッドライトの照射範囲を自動制御し、対向車や前走車のドライバーの眩惑を防ぐことで、夜間走行時に明るく広い視野を確保する「フル・アクティブ・ハイビーム」など20万5715 円のオプション装備をを標準装備していて、ベースモデル比で約18万円(S60:182,571 円、V60:188,285 円)の価格設定となっています。
「Luxury Edition」と「T4 R-DESIGN PLUS」の違いは、別の機会にご報告したいと思いますが、S60もしくはV60の「R-DESIGN」を検討していて、スポーツセダンもしくはワゴンをお望みなら無料で「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」が付けられる「T4 R-DESIGN PLUS」を見逃す手はありません。
なお、気になる価格ですが、1.6L直列4気筒直噴ターボを搭載し、湿式の6速DCTを組み合わせで、「S60 T4 R-DESIGN PLUS」が459万円、「V60 T4 R-DESIGN PLUS」が479万円という設定です。
■より安全にスタイリッシュになったボルボV60の気になる走りは?【ボルボV60 試乗記01】
https://clicccar.com/2013/10/03/232113/
■ボルボV60の魅力はスカンジナビアン・デザインだけではない【ボルボV60試乗記02】
https://clicccar.com/2013/10/04/232124/
■ボルボとポールスター社による共同開発「S60/V60 Polestar」登場
https://clicccar.com/2014/05/05/254615/
(塚田勝弘)