「マーク1(Mk1)」はコンパクトなサルーンとして新たに市場を切り拓いたモデルで、そうなると「XE」もそうしたサイズになるのか分かりませんが、現時点で明らかにされているのは、「イギリスで設計から開発、製造のすべてが行われるという新エンジンINGENIUM(インジニウム)を搭載し、同ブランドのDNAの基本要素である軽量構造のノウハウと、洗練されたシャシー・テクノロジーを投入しているという」もの。
また、ジャガーのモジュラー車体構造を基本に設計した「XE」は、アルミニウム製モノコック構造を採るクラス唯一のモデルであり、構造体の75%を軽量アルミニウムが占めるとのこと。
これらの軽量化により、燃費は75mpg以上、CO2排出量が100g/km以下(ともにEU複合サイクル)を達成しており、ジャガー史上、最も燃料効率のよいモデルになっています。
さらに、ビークル・インテグリティ担当チーフ・エンジニアのマイク・クロス氏は、
「XEは、ジャガーが長い年月をかけて培ってきた集大成ともいえるモデルです。インテグラルリンク式リヤ・サスペンションにより、このセグメントにおいては、並外れた乗り心地と軽快なハンドリングを両立し、競合を凌駕するほどのダイナミックさとパフォーマンスをもったクルマを提供することを目指しています」とコメント。
ジャガー「XE」は、英国ウェストミッドランズ州ソリハルにあるジャガー・ランドローバーの工場に特設された生産施設で製造される最初のジャガーになるそうです。
新型にスイッチしたメルセデス・ベンツCクラスをはじめ、BMW3シリーズ、アウディA4という御三家を筆頭に、キャデラックATSなど世界的にもジャガーが得意とするアメリカでも競争の激しいDセグメントですから、新型エンジンとシャーシでどれだけ魅力を発揮できるかいまから楽しみです。
■ジャガーXFの2015年モデルと3年間無料メンテナンスパッケージ「JAGUAR PREMIUM CARE」を導入
https://clicccar.com/2014/08/11/264124/
■ジャガーがスポーツセダン「XE」のメカニズムを公開!
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(塚田勝弘)