スバルの富士重工が総工費100億の新社屋を竣工、本社移転

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1964年には、東富士ビルを解体し新宿スバルビルの建設が始まり、1966年1月に、新宿スバルビルが完成し、本社を移転します。新宿スバルビルって丙午(ひのえうま)生まれだったんですね。

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2010年8月30日に、小田急電鉄へ新宿スバルビルの土地建物は売却を決定、2011年4月に引き渡しとなりました。

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そして、2014年8月18日、エビススバルビルへ本社が移転します。

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この場所は、当時スバル車を販売していた伊藤忠自動車があった場所で、その後も中央スバル、後に東京スバルと合併して東京スバル恵比寿店として機能してきたスバルには縁の深い場所です。

新社屋の1階は本社ショールームと東京スバル恵比寿店が入り、ショールームで自由に車両を見学してから、その気になったらその場で契約することも可能となります。

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その他、ショールームではパブリックビューイングなども可能で、来年のニュル24時間はここで24時間その走りっぷりを見続けることができるのかもしれません。

新たなスバリストの聖地となることは間違いなさそうです。

本社社内は、これまで自分の机について一人で仕事をしがちな傾向にあるという富士重社員のイメージがあったらしく、これからは社内コミュニケーションを取り易くする作りとなっており、例えばフロアの移動はエレベータなどを使わず中階段で自由に上下階を行き来できたり、広いキレイな食堂やオープンテラス、カフェでランチミーティングなども可能となります。社員向けのバーもあるそうです。

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竣工披露イベントには渋谷区長も訪れ、音楽、情報の発信地に新しい文化を発展させて欲しいとスピーチがあり、テープカットが行われました。

総工費で約100億と言われる新社屋から、新たなスバル車がどういうクルマとなって生まれてくるのか、楽しみです。

(小林和久)

 

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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