モリゾウこと豊田章男社長が新城ラリーに参戦するなど、モータースポーツ、ラリーを楽しんでいるのはご存じのとおりで、トヨタのWRC復帰もあるのでは? と思っていた方も多いはず。
そんな中、トヨタモータースポーツ(TMG)が独自開発中という、86ラリーカー「GT86 CS-R3」のプロトタイプ車がドイツで行われる世界ラリー選手権第9戦(8月21~24日)でデモ走行をする! というニュースが飛び込んできました。
このトヨタ86ラリーカーは、WRCのグループRの R3カテゴリーに適合するよう開発中で、今回、90年代後半にセリカGT-Fourに乗りWRCで活躍した女性ラリードライバーのイゾルデ・ホルデ リート氏がドライブする予定だそうです。
注目のWRC復帰ですが、今回はデモ走行のみで、「GT86 CS-R3」は競技には参加せず、コースの安全確認のために各ステージを先発走行するとのこと。つまり、ゼロカーとして起用されることになります。
同時に、プロトタイプ車としての評価とホモロゲーション(認証)取得前の最終仕様確定に向けた改良も目的としており、今後「GT86 CS-R3」はヨーロッパにてプライベーター向けに販売される予定だそうです。
ワークスとしての参戦は分かりませんが、トヨタ86ラリーカーがWRCを走ればラリー人気再燃もあるかもしれません。
(塚田勝弘)