4代目「Cクラス」が国産セダンの脅威になるワケは?

そして新型Cラスの魅力は何と言っても軽量化による「アジリティ」の向上。

Mercedes-Benz_C-Class

ボディシェルの約50%にアルミニウムを使用しており、車体を拡大する一方で車重は逆に実質70kg前後軽量化されています。 

新旧スペック比較(C180の場合) 

    全長  全幅 全高    W/B   車重
新型 4690×1810×1445mm 2840mm 1490kg
先代 4595×1770×1445mm  2760mm  1500kg
差    +95 +40  ±0    +80    ‐10kg

「アルミニウムハイブリッドボディ」と称する剛性の高い高張力鋼板と軽量なアルミ材を高速でリベット結合する技術により、ボディ剛性がいっそう高められ、走行時のアジリティ(俊敏性)が大きく向上。

Mercedes-Benz_C-ClassMercedes-Benz_C-Class

エンジンは欧州車のトレンドであるダウンサイズ+ターボ化が図られており、売れ筋である「C180」用の1.6Lエンジンは2.0Lクラス相当の性能が確保されており、加速性能ではいささかの不満も感じさせません。 

 

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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