スリーサイズは全長3865×全幅1735×全高1140mm、ホイールベースは2370mmで、車両重量はわずか850kg。モーターとリチウムイオンバッテリーをミッドシップに搭載し、最高出力は305ps、最大トルクは415Nmとハイパワー、大トルクを味わえますが、航続可能距離は120km。
トランスミッションは1速固定のシングルギヤで、サスペンションは前後ともにダブルウィッシュボーンを採用しています。
元々、京都発のスポーツカーであった「トミーカイラZZ」ですが、現代に甦ったEVスポーツ版は、独自開発のEVプラットフォームを開発。
プラットフォームとボディカウルを分けて製造する独自の生産方式を採用することで、ひとつのプラットフォームに対して多様なデザインや仕様の異なるモデルを作れる多品種生産を実現しています。
近年追加された法定試験もクリアし、大手自動車メーカー以外では、初の量産を前提としたEVの認証取得になり、冒頭で紹介したように、「トミーカイラZZ」は99台の限定生産で、すでに限定数を超える予約申込数に到達。
正式予約は三期に分け、申込み順に正式予約を受け付けており、第一次募集枠については、すべて受付完了したとのことです。
価格は800万円(税別)で、生産はGLM宇治工場で行われており、今後は、舞鶴での量産工場での生産に切り替え、月生産台数を増やしていくそうですから、ファンの声に応じられる生産体制が整えられるのにも期待されます。
(塚田勝弘)