ジャガー・ランドローバー新開発パワーユニット「INGENIUM(インジニウム)」で軽量化を推進!

少し脱線しましたが、今回ジャガー・ランドローバーが概要を発表した「INGENIUM(インジニウム)」は、コンパクト・軽量、低排出ガスの新開発パワーユニット。ターボチャージャー付のディーゼルとガソリンがあり、効率性とパフォーマンスの双方を兼ね備えたエンジンです。

現行のV6エンジンと比べて、最大80kgもの軽量化が図られた「INGENIUM(インジニウム)」エンジンは、特許技術を駆使して摩擦を軽減。クラストップの低CO2排出量、洗練性、高性能を達成しています。

ジャガー・ランドローバーですから大排気量車向けと思われますが、将来的には小排気量タイプにも対応できる高い拡張性を備えているとのこと。

また、FRや4WDをはじめとするいくつものレイアウトに対応可能で、MT/ATはもちろん、ハイブリッド駆動システムにも対応できるのも自慢。さらに、新たなエンジン技術が開発されても、その技術を容易に取り込める柔軟性を備えています。

「INGENIUM(インジニウム)」のディーゼル、ガソリンエンジンに使われる軽量ブロックは、ボア×ストローク、シリンダースペース、500ccのシリンダー容量が共通。両者に最先端のターボチャージャーが搭載され、とくに、低速域での性能が向上することで燃料消費とCO2排出量を低減。

最初に量産される「INGENIUM(インジニウム)」エンジンは、「AJ200D」と呼ばれる2.0Lのディーゼルになるそうです。現行エンジンと比較すると17%の摩擦低減を実現し、同セグメント中で最も高効率でレスポンスのよい2.0Lディーゼルターボのひとつになります。

jag_xe_monocoque_biwジャガー・ランドローバーのお家芸といえば、アルミニウムボディによる軽量化ですが、「INGENIUM(インジニウム)」を手にすることで、さらなる軽量化を推進していくことになります。

■ジャガー『Fタイプ プロジェクト7』画像ギャラリー ─ ハンドメイドで世界250台限定!
https://clicccar.com/2014/07/02/260450/

■ジャガー「Fタイプ・クーペ」が日本上陸! 価格は1029万円から
https://clicccar.com/2014/06/16/258332/

■「レンジローバー・プレミアムエディション」は安全装備満載の30台限定
https://clicccar.com/2014/07/09/261174/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる