少し脱線しましたが、今回ジャガー・ランドローバーが概要を発表した「INGENIUM(インジニウム)」は、コンパクト・軽量、低排出ガスの新開発パワーユニット。ターボチャージャー付のディーゼルとガソリンがあり、効率性とパフォーマンスの双方を兼ね備えたエンジンです。
現行のV6エンジンと比べて、最大80kgもの軽量化が図られた「INGENIUM(インジニウム)」エンジンは、特許技術を駆使して摩擦を軽減。クラストップの低CO2排出量、洗練性、高性能を達成しています。
ジャガー・ランドローバーですから大排気量車向けと思われますが、将来的には小排気量タイプにも対応できる高い拡張性を備えているとのこと。
また、FRや4WDをはじめとするいくつものレイアウトに対応可能で、MT/ATはもちろん、ハイブリッド駆動システムにも対応できるのも自慢。さらに、新たなエンジン技術が開発されても、その技術を容易に取り込める柔軟性を備えています。
「INGENIUM(インジニウム)」のディーゼル、ガソリンエンジンに使われる軽量ブロックは、ボア×ストローク、シリンダースペース、500ccのシリンダー容量が共通。両者に最先端のターボチャージャーが搭載され、とくに、低速域での性能が向上することで燃料消費とCO2排出量を低減。
最初に量産される「INGENIUM(インジニウム)」エンジンは、「AJ200D」と呼ばれる2.0Lのディーゼルになるそうです。現行エンジンと比較すると17%の摩擦低減を実現し、同セグメント中で最も高効率でレスポンスのよい2.0Lディーゼルターボのひとつになります。
ジャガー・ランドローバーのお家芸といえば、アルミニウムボディによる軽量化ですが、「INGENIUM(インジニウム)」を手にすることで、さらなる軽量化を推進していくことになります。
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(塚田勝弘)