タブレットでトレーラーを操作して一発駐車!?

ドイツに本拠を置く自動車パーツの大手サプライヤー・ZF社が、全長25mを超える大型トレーラートラックを、タブレット操作によって、簡単に駐車するという技術を発表しました。

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写真でもわかるように、デモンストレーションに使われたのは連結したトレーラーをトラクターヘッドが牽引するというもの。こうした車両では、とくに後退時にトラクターヘッドのステアリング操作とトレーラーの向きが逆になる現象が起きてしまい、ドライバーには熟練が求められます。

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今回、ZF社がデモンストレーションしたシステムは、車両状態を俯瞰した表示をタブレット画面に映し、それを見ながら、しかも車両の外側から指先ひとつて自在にリモートコントロールできるというのが特徴。これにより、経験不足なドライバーによる事故を減らし、またドライバーの負担を軽減できるということです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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