ドイツに本拠を置く自動車パーツの大手サプライヤー・ZF社が、全長25mを超える大型トレーラートラックを、タブレット操作によって、簡単に駐車するという技術を発表しました。
写真でもわかるように、デモンストレーションに使われたのは連結したトレーラーをトラクターヘッドが牽引するというもの。こうした車両では、とくに後退時にトラクターヘッドのステアリング操作とトレーラーの向きが逆になる現象が起きてしまい、ドライバーには熟練が求められます。
今回、ZF社がデモンストレーションしたシステムは、車両状態を俯瞰した表示をタブレット画面に映し、それを見ながら、しかも車両の外側から指先ひとつて自在にリモートコントロールできるというのが特徴。これにより、経験不足なドライバーによる事故を減らし、またドライバーの負担を軽減できるということです。