三菱電機がEV/太陽光/商用で使えるEV用パワーコンディショナをモニター発売

最大のメリットは、3種類の電力を最適制御して家庭に給電することで、商用電力消費のピークシフトに貢献します。技術的には、電力供給停止時間(瞬時停電)なくEVの充放電が切り替えできる「シームレス充放電技術」、停電の際にPVの通常運転ができる「自立運転時PV連携技術」を世界で初めて開発した点が最大の注目。

leaf停電時でもPVから家庭内への給電とEVへの充電、同時にEVから家庭内への給電が可能で、停電時でも最大約6kWの電力が家庭で使用できます。

さらに、電力をできるだけ自給自足する「グリーンモード」を採用し、電力使用料金を抑えて、商用電力消費のピークシフトにも貢献する「エコノミーモード」、停電時にはPVとEVの電力でほぼ平常時並みの電力使用ができる「自立運転モード」の3つの運転モードを搭載。

また、高機能なEV倍速充電器として使用可能で、6kWの高出力によりEVの充電時間は200Vの普通充電器に比べて約半分で完了します。

充電コネクタには、CHAdeMO(チャデモ)規格を採用し、充電ケーブルの保護、充電中のいたずら防止のため、鍵付ケーブルカバーを別売りで用意。充電ケーブルの長さは、設置環境に合わせて5.5m、7.5mの2モデルから選択可能です。

タイプは大きく分けて、余剰買取単価対応とダブル発電単価対応の2種類あり、価格は95万円(税抜き)という設定になっていますが、「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」の補助金対象機種として申請中とのことです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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