今年1月から5月末までのマツダの国内販売は10.7万台で輸出が32万台。
同期間に於ける総生産台数52.8万台のうち、国内生産が40.5万台、海外生産が12.3万台となっており、国内生産が77%と高い比率を占めている事がわかります。
国内自動車各社が超円高などによる為替リスク回避に向けて「モノづくり」の拠点を海外に移す中、同社も今年2月、主力の米国市場に向けてメキシコの新工場を稼動させましたが、これまでマツダを支えて来たのはあくまで広島県を中心とする地場産業。
日経新聞によるとマツダでは3年前から半年に1度、広島の本社に地元産官学代表を集めて、2030年のクルマ社会(主流動力・交通インフラ等)を考える「トップミーティング」を開いているそうです。
90年代にフォードの傘下に入って以降、地元との繋がりが希薄になっていた事が背景に有るようで、こうしたミーティングの場を通して地元との連携を深めている模様。