自動車メーカーによる標準装備、もしくはオプションによる設定だけでなく、市販カーナビ業界でもヘッドアップディスプレイを用意するメーカーも少しずつ増えてきました。
PNDで世界トップシェアを誇るガーミンが、日本向けに投入する「Garmin HUD日本版」は、iPhone向けの無料のナビアプリ「マップルナビ for HUD」を使うもので、Bluetoothで「Garmin HUD日本版」とワイヤレス接続することで、ナビに必要な情報をリフレクターに投影するというシステムを採用しています。
「マップルナビ for HUD」のアプリ機能(HUDに投影するものではなく、アプリ機能)としては、「詳細市街地図(全国1171都市)」、「ぬけみち(47都道府県主要部)」、「フリーワード検索(約200万件)」、「ジャンル検索(約230万件)」、「周辺情報検索(約230万件)」、「まっぷるコード検索(約8万件)」、「電話番号検索(約680万件)」、「住所検索(約3600万件)」を搭載。
透過型の反射レンズにナビ情報を表示するため、前方の視界を極力遮ることなく常に視野を確保しながらも「運転に必要な情報」を読み取ることが可能です。
視界を遮る部分が少ないため、ドライバーの前方に設置可能となり、そのぶん視線移動を減らせ、運転に集中することができます。
設置はダッシュボードに本体を置きリフレクターを装着。12Vまたは24Vのシガーソケットにプラグを差込み、本体にコネクターをつなぐだけですので、別の車両への移設も容易。
本体サイズは108×88×19mmで、対応端末はiPhone4S、iPhone5、iPhone5s、iPhone5c(iOS6以上)。6月25日からの発売予定で、価格は2万186円です。
(塚田勝弘)