iPhoneがヘッドアップディスプレイ付きカーナビになる「Garmin HUD」

自動車メーカーによる標準装備、もしくはオプションによる設定だけでなく、市販カーナビ業界でもヘッドアップディスプレイを用意するメーカーも少しずつ増えてきました。

Garmin_HUD_03PNDで世界トップシェアを誇るガーミンが、日本向けに投入する「Garmin HUD日本版」は、iPhone向けの無料のナビアプリ「マップルナビ for HUD」を使うもので、Bluetoothで「Garmin HUD日本版」とワイヤレス接続することで、ナビに必要な情報をリフレクターに投影するというシステムを採用しています。

Garmin_HUD_02「マップルナビ for HUD」のアプリ機能(HUDに投影するものではなく、アプリ機能)としては、「詳細市街地図(全国1171都市)」、「ぬけみち(47都道府県主要部)」、「フリーワード検索(約200万件)」、「ジャンル検索(約230万件)」、「周辺情報検索(約230万件)」、「まっぷるコード検索(約8万件)」、「電話番号検索(約680万件)」、「住所検索(約3600万件)」を搭載。

透過型の反射レンズにナビ情報を表示するため、前方の視界を極力遮ることなく常に視野を確保しながらも「運転に必要な情報」を読み取ることが可能です。

視界を遮る部分が少ないため、ドライバーの前方に設置可能となり、そのぶん視線移動を減らせ、運転に集中することができます。

設置はダッシュボードに本体を置きリフレクターを装着。12Vまたは24Vのシガーソケットにプラグを差込み、本体にコネクターをつなぐだけですので、別の車両への移設も容易。

Garmin_HUD_01本体サイズは108×88×19mmで、対応端末はiPhone4S、iPhone5、iPhone5s、iPhone5c(iOS6以上)。6月25日からの発売予定で、価格は2万186円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる