これから3輪車が新たな交通手段に?【人とくるまのテクノロジー展】

人とくるまのテクノロジー展のカナダブースで注目を集めていたのが、can-amの「SPYDER」。2014年の新型モデル「SPYDER-RT-S」を展示していました。

エンジンは115ps/130Nmの直列3気筒「Rotax 1330 ACE」で、走行加速性能を40%向上しながら1回満タンにすると、最高で406kmの走行が可能。

SPYDER_01トランスミッションは、バックギヤ付の新型6速トランスミッションを採用し、マニュアルもしくはセミオートマチックの選択ができます。

SPYDER_03サイズは全長が2667mm、全幅が1572mm、全高が1510mm、シート高は772mm。調整可能なリヤエアサスペンションや運転席用フットボードなどにより快適性を向上しているのが2014年モデルの注目点。気になる価格は近日発表とのこと。

TRICITY_03ヤマハの「TRICITY(トリシティ)」は、すでにタイで発売されており、彼の地では立派に見えるデザインもあり、富裕層を中心に購入されているそう。現地での価格は約8万バーツだそうですから、現在だと日本円で約25万円前後でしょうか。

TRICITY_02

すでにアナウンスされているとおり、今年中にも欧州・日本市場に投入されます。前2輪、後1輪の3輪ですが、ヤマハが「LMW(Leaning Multi Wheel)」と呼ぶ3輪以上の車両で、商標登録申請中だそうです。

TRICITY_04

まず、軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさが自慢で、様々な路面状況で快適な乗り心地を得られるのもメリット。

全長1905×全幅735×全高1215mmというサイズで、シティコミューターとしての高い利便性も魅力。

さらに、パワフルかつエコな125cc「YMJET-FI」エンジンを搭載し、フロント2輪の特徴を活かした、先進的かつ親しみやすい個性的デザインも訴求ポイントになっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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