増税後に国内市場が冷え込む中、メルセデスベンツ日本はこれには当てはまらず、販売店は現在もAクラスやBクラス、CLAクラス等を求める多くの新規顧客で賑わっていると言います。
同社はブランドのいっそうの浸透を深める活動として5月1日に東京ミッドタウン内に新しいブランド発信拠点「Mercedes me」を開設。オープンから1ヶ月で既に4万5千人以上が来場したとか。
この状況を維持しつつ、下半期で一気に販売を加速したいと考える同社は5月29日にコンパクトSUV「GLA」クラスを発売。(納車は今秋以降)
同日メルセデスベンツコネクションで開催されたプレス発表会ではTV CMに起用した任天堂スーパーマリオのゲームミュージックに乗ってマリオと共に「GLA」が登場。
メルセデスベンツ日本の上野金太郎社長によると、どんな場所でも軽快に走り、年代、性別を問わず、多くの人に愛されているところが「GLA」のキャラクターを表現するのにピッタリとしてマリオを起用したとのこと。
日本ではセダン、もしくはスポーツカーといったイメージが定着しているメルセデスベンツですが、SUVにおいても35年以上の長い歴史を持っています。
「GLA」は「G」、「M」、「GL」、「GLK」クラスに続く5番目のSUVモデル。
ボディサイズは全長4,417×全幅1,804×全高1,494mm(GLA 180)で、ホイールベースはMFAプラットフォームを共にする「A」、「B」、「CLA」と同一の2,700mm。
全長は「Aクラス」の4,290mmと「CLA」クラスの4,640mmとの中間サイズで、全高は日本の立体駐車場の車高制限である1,550mmをクリア。
CD値0.29を達成したボディデザインは「A」クラスの流れを汲みつつ、随所にダイナミックな造形が加味されています。
可変トルク配分型4駆システム「4MATIC」によるオールラウンドな走行性能と高い安全性をコンパクトなボディに凝縮。
雪道やオフロードに於ける走破性は勿論、オンロードでもコーナーリング時に積極的に後輪にトルクを配分、俊敏なハンドリングを実現していると言います。
また「DSR」が急勾配の下り走行でアクセルとブレーキを自動制御、ドライバーはステアリング操作に集中するだけで一定速度による安定した走行が可能。
「オフロードコンフォートサスペンション」の採用でグランドクリアランスを確保、スプリングをソフトな設定とすることでオフロード走行性能と快適性を両立。
「オフロードスクリーン」ではコマンドスクリーンにステアリング舵角、登坂角、傾斜角、方角を表示、現在の車両状態が一目で判るようになっています。
パワートレインは、「GLA 180」に1.6L、「GLA 250 4MATIC」に2.0Lの直列4気筒ブルーダイレクトターボエンジンを搭載。
「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」や車線逸脱を防止する「レーンキーピングアシスト」、「ブラインドスポットアシスト」、「ディストロニック・プラス」などを包含する「レーダーセーフティパッケージ」を設定するなど安全運転支援装備も充実。
気になる車両価格は344万円から499万円、GLA 45 AMGは730.2万円の設定。
今回の発売を記念した特別仕様車「GLA 250 4MATIC エディション1」(全国300台限定 549万円)や「GLA 45 AMG 4MATIC エディション1」(全国限定600台 810万円)もスタンバイ。
新型「GLA」のデビューフェアは7月5日(土)、6日(日)。
今回ご紹介したスーパーマリオが登場する「GLA」クラスのTV CMは5月30日より放映中。
BMW「X1」やアウディ「Q3」などのコンパクトSUV市場で新型「GLA」投入による反響が注目されます。
■メルセデスベンツ GLAクラス Webサイト
http://go-gla.jp/
■Mercedes me (メルセデス・ミー)
http://www.mercedes-benz-connection.com/index.html
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