福祉車両を想定したホンダのN-BOX +、ダイハツやスズキも積極的に新モデルを投入している福祉車両。シェアトップのトヨタ「ウェルキャブ」も新型ヴォクシー/ノア以降は、福祉車両の「普通のクルマ化」を目指しています。
日本自動車工業会(自工会)によると、2013年度福祉車両の販売台数は、普通・小型車こそ前年比97.0%の2万4366台と少し減ったものの、軽自動車は前年比110.2%の1万5471台と増加。
法人需要のバスも前年比109.9%で4352台と伸張しています。
2008年度は3万5022台、2009年度は3万4348台、2010年度は3万4601台、2011年度は3万5685台、2012年度は4万3129台、2013年度は4万4189台とここ数年は着実に増加しています。
しかし、急激な少子高齢化の割には福祉車両の普及はほとんど進んでいないという現実もあり、福祉車両の「普通のクルマ化」が進めば、さらに注目を浴びるはずです。
(塚田勝弘)