えっ、オートマで? 国交省がAT車のエンストを注意喚起【動画】

AT車でエンスト。考えられない!と思う方も多いでしょう。しかし、アイドリングストップ搭載車は、アイドリングストップ作動中にシートベルトをはずしたり、ドアを開けたりすると、アイドリングストップではなく安全のためエンジンが停止することことがあります。

スクリーンショット 2014-05-06 10.59.34それらとは別に、国土交通省が動画で注意喚起しているのは、坂道などでのAT車のエンストです。

まず「リバース(Rレンジ)に入れたままで前進して坂を下る」あるいは、「前進レンジ(Dレンジ)で、後退して坂を下る」とオートマでエンストするそうです。そんな経験は普通ないと思いますが、正しいギヤ選択をしない場合に起きてしまうのでしょう。

同省では対処法として、万一、エンストしてしまったらブレーキを強く踏むことが大切で、ブレーキペダルを何度も軽く踏み直すと倍力装置のアシストが利きにくくなるので、一度踏んで停止。それでも強く踏みつけます。

また、最近増えているプッシュ式エンジンスターターの場合、ブレーキペダルをキチンと踏まずにスイッチを押し、エンジンが掛かっていない場合もあり、パワステのアシスト力が利かずに重くなることもあり、エンジンが始動しているかキチンと確認するように注意喚起しています。

いずれにしても、ドライバーの注意ひとつで防げるはずですが、死亡事故も起きているようなので他人事にせずに念頭に置いておきたいものです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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