子どもの三輪車でもなく、キックボードでもない。一見、フィットネスマシンのようですが……。この「ウォーキングバイシクル」は、「歩くより速く、自転車よりカンタンな乗りもの」を目指したという、自転車の規格に準拠したまったく新しい三輪自転車。しかも電動アシスト付で、自転車と同様に公道を走行できます。
自転車の再発明というと大げさかもしれませんが、「ウォーキングバイシクル」を生み出したのは、自動車部品メーカーの片山工業。歩くようにペダルを踏むと進む仕組みで、見たとおりサドルはありません。
自転車でいえば立ちこぎの状態ですが、歩いて進むわけで、電動アシスト付という意味ではセグウェイなどにも似ていますが、こちらは「人力+モーター」。頑張らなくてもスイスイ進み、ペダルはスイッチひとつで格納され、手押しモードにも変身します。
停まる際は、前後輪に配置されたディスクブレーキが高い制動力を発揮し、停車時も三輪なので足をつく必要はありません。
溶接よりも強度のある鋳物をフレームに使用したり、高品位な塗装を施したりした「Made in JAPAN」。可愛らしいデザインだけでなく、高い質感も自慢です。
サイズは、全長1200×全幅595mmで、ハンドルの高さは1080-1230mm。総重量は36.3kgと少し重めです。乗車適応身長は140cm以上。リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電あたりの走行距離目安は24km/h未満。
価格は29万円前後の予定で、発売は7月から予約開始で、10月発売予定です。
(塚田勝弘)