チープなのにテクニカル! RCで撮った「ワイルドスピード」が楽しい【動画】

これ、どうやって撮ってるんだろう??

最近は一般用の映像機材が安価になり、編集ソフトも手には入りやすくなって、アマチュアがいろいろとユニークな動画を作れるようになってきました。これもそのひとつ。映画「ワイルドスピード」(原題:Fast & Furious)のカーアクションシーンをRCカーで再現しようというものです。

Fast_Furious_RC_01

ニッサンGT-R、1969年のカマロRS、カマロZL、そしてシルビア(S15)などのRCカーが使われています。走りのシーンはなかなか迫力があって、かなり実車っぽく見える場面もあります。シルビアは多少ドリフトしますが、やっぱり軽いだけあってキレがいいなぁ、RCカーは。

 Fast_Furious_RC_02

まぁ、セットはチープなので、いかにもアマチュアが趣味で撮った感じなのですが、僕が興味を持ったのは撮影のしかたです。RCカーと並走しながらカメラがパンしている。つまりカメラが移動しつつ首振りをしているんですね。並走だけなら、GoProをRCカーにつけたりして簡単にできるんですが、並の機材では並走しつつパンはできない。そんな技法を使っているから、走りのシーンはカッコいいんですが、どうやって撮っているのか気になりました。さて、ではその動画をごらんください。

と思ったら、やっぱりビハインド・ザ・シーンの動画もありましたね。さぁ、さきほどの「並走パン」どうやって撮っているんでしょうか?

人間が台車に乗って手持ちで撮ってました(笑)。昔からある古典的な技法です。つい最近の撮影技法ばかり考えて、このあたりまえの方法を忘れてました。

それにしてもがんばってますね。昔は動画を撮って編集して作品にするのって、ものすごくお金がかかったんですが、いまはけっこう安上がりにできます。動画作家を目指したい若者にはいい時代になりましたね。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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