MINIの広報車をピックアップする駐車場に、昨年あたりずーっと止まっていたマットボディのMINI(確かクロスオーバーでした)が気になり、「カッコいいですね。売らないんですか?」と広報の方に伺ったところ、「役員がカスタマイズしているんですよ」なんてことを聞いたことがあります。
日本での発売の可能性を探っていたのか、それとも「そのマット仕様カッコいいから売ろうか!?」となったかは分かりませんが、今回MINIクロスオーバーとMINIペースマンに導入された「MINI John Cooper Works Black Knight」は、レーシング・スピリットを引き継いだ走りとデザインを兼ね備えたMINIのハイ・パフォーマンス・モデル「MINI John Cooper Works」をベースにしたモデル。
「MINI John Cooper Works」は、ご存じのとおり、John Cooper Works専用のエアロキットの装備により精悍さを増したデザインが身上。
今回は、特別にマット・カラーの外装色「フローズン・ブラック」を採用し、さらに、ルーフとミラー・キャップにもフローズン・ブラックを配置。唯一無二な圧倒的な存在感を放っているワケです。
1.6Lの直噴エンジンは、モータースポーツで鍛え上げられた最先端技術を結集した「ツイン・スクロール・ターボチャージャー」と、「バルブ・トロニック」を搭載。218ps/6000rpmの最高出力と、1900rpmの低回転から5000rpmまで一定して発揮される最大トルク280Nmにより、力強い走りを披露します。
さらに、オーバーブースト機能により300Nmまで最大トルクを高めることが可能。さらに、MINIのフルタイム4輪駆動システムALL4の搭載により、様々な状況でMINI特有の俊敏なハンドリングと、エキサイティングでしかも信頼できる走りを楽しめます。
価格は「MINI John Cooper Works Crossover Black Knight」が502万円、「MINI John Cooper Works Paceman Black Knight」が508万円で、6ATのみの設定です。
(塚田勝弘)