軽自動車とともに、得意のSUVをPHEV化してモデル戦略の中心に据える構えの三菱。昨年の東京モーターショーでは次期パジェロの方向性を示した「MITSUBISHI Concept GC-PHEV」、次期RVRを示唆した「MITSUBISHI Concept XR-PHEV」を展示して注目を集めましたが、この2台を含む11台を4月20日のプレスデーから始まる北京モーターショーに出展します。
「MITSUBISHI Concept GC-PHEV」は、3.0L V6スーパーチャージドMIVECエンジンに、8速AT、高出力モーター、大容量バッテリーなどを組み合わせるFRベースのプラグインハイブリッドEVシステム(PHEV)を搭載したオールラウンドSUV。次期パジェロにふさわしい走りを実現するフルタイム4WDの次世代ラージSUVでもあります。
「MITSUBISHI Concept XR-PHEV」は、ダウンサイジングコンセプトを取り入れた1.1L直噴ターボチャージドMIVECエンジンに、軽量・小型・高効率モーターや大容量バッテリーが組み合わされたFFタイプのPHEVシステムを搭載。「走る歓びの新次元を拓く次世代コンパクトSUV」が謳い文句。
この2台は、コネクテッドカー技術と予防安全技術を組み合わせるなど、安全や安心に関する最新技術も採用されています。
ほかには、すでに中国で生産されている「ASX(RVR)」、昨年1月から販売が開始されている「アウトランダー」なども出品されます。
(塚田勝弘)