4月1日から消費税が3%アップとなりましたが、その対応で頭を悩ましているのが「コインビジネス」。
コインロッカーやコインランドリー、コインパーキングなどがそれで、多くの支払機が100円玉しか受け付けず、増税分の端数を価格に上乗せ出来ないため、いかに対応するかで知恵を絞っている模様。
年間売上高が1,000万円以上の駐車場事業者には消費税が課せられるため、今回の増税が基本的に利用料金アップに繋がり、また課税対象外の駐車場についても増税に便乗して利用料金を上げるケースも有る模様。
具体的には割安な深夜料金の見直しや10分/○○円などの小割制を止めて、大括りの1時間単位制に改める、或いは料金を変えずに利用可能時間を短縮して回転率を上げるなどの案を練っているようです。
また昨年来、Web等で騒がれているコインパーキングの料金表示にも引き続き注意が必要になりそうです。
国民生活センターによると、「1日最大○○円」などと看板に大きく書かれている駐車場で安心して連泊駐車した際に多額の料金を請求されてトラブルになるケースが頻発しているといいます。
その原因は上限額の適用条件となる「平日限定」「入庫後24H」「1日限り」などの注意書きが見え難い位置(自販機裏など)に表示されている為に利用者が見落とすことで発生する模様。
雨天や夜間などに慣れない場所でクルマを運転しながら駐車場を探す際にはそうでなくても余計な神経を使う為、こうしたトラップに引っ掛かかる可能性が高まります。
中には「お釣りが出ない精算機」なども有るそうなので、出来れば出かける前にWeb等で駐車場情報を調べておくのが肝要。
駐車料金は4月1日から一斉に値上げされている訳では無く、徐々に実施されるそうで、今後「あの手この手」で料金改定が行われる可能性が有ります。
普段通い慣れたコインパーキングと言えども暫く利用していない場合は今一度、入庫前に利用料金を確認される事をお勧めします。
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